お寺の歴史や通称

大聖寺初代藩主前田利治に従い入封した老臣玉井市政が金沢で師事していた通外祇徹和尚を大聖寺に招き一庵を設けました。祇徹和尚遷化の後、弟子響補和尚を金沢から招き、開山を祇徹和尚、開基を市政の父・廓庵宗英居士とし霊光山宗英寺と称しました。万治3年(1660)前田利治が死去し、宗英寺にて葬儀を行い響補和尚が焼香したことから、利治の法号より寺名を実性院と改めました。2代前田利明は現在地に実性院を移し、山号を金龍山と改め号することとなりました。

寺宝や文化財

寺宝 ・涅槃図 ・前田利家公肖像画 ・木造十六羅漢像 ・木造地蔵菩薩立像

お寺の見どころ

本堂、御霊堂、前田家廟所、開山廟所 萩の花、百日紅、梅の花 春は古梅が花を付け、夏は百日紅の白い花、秋は白萩の可憐な花が風に揺れ、冬は一幅の墨絵を思わせる雪景色。書院には狩野派の屏風絵、御霊堂には襖絵、格調ある風情と禅寺の質実な佇まいを見ることが出来ます。

拝観の可否	本堂など伽藍内可能
拝観不可の日	無し
拝観料	有料（400円）
拝観時間	9:00～16:00
御朱印	あり
車でのアクセス	加賀インターから3分
バス・電車	JR大聖寺駅から7分

本寺大乗寺

北陸33ヶ所白寿観音霊場第29番