お寺の歴史や通称

東嶺寺は、91年間鹿島半郡を治めた長氏（のち加賀藩重臣、加賀八家の一）の菩提寺です。元七尾城下にあり実相院と号していましたが、長氏が田鶴浜に移り、花渓寺と改称しました。天和５年長家中興長連龍（第21代）没後、慶安3年（1650）第23代長連頼が父連龍の菩提を弔うため、堂宇を改築し、連龍公の法号「東嶺寺庵主」をとって東嶺寺としました。

寺宝や文化財

本堂、山門、境内左側の丘陵にある長家墓所、仏具は七尾市指定文化財となっています。

お寺の見どころ

境内、堂塔は、田鶴浜町の中央部に位置し、前方と横側は堀（現在用水）をめぐらし、丘陵に見張台を設け城郭を連想させる構えが見られます。又改築の折に尾張から指物師を呼び、戸障子、欄間の制作にあたらせた。その当時の筬欄間等があり、田鶴浜建具の発祥の寺である。360余年を経て当時の姿を見ることができます。

年中行持

涅槃会	3月
稲荷祭	6月20日

拝観の可否	本堂など伽藍内可能
拝観不可の日	無し
拝観時間	10:00～15:00
御朱印	あり
バスの駐車	中型可
車でのアクセス	のと里山海道田鶴浜インターから5分
バス・電車	のと鉄道田鶴浜駅から徒歩10分